「え、じゃあこの身体は…?」
慌てて身体を確認する。
さっき憑依した高原さんに比べて随分と小柄のようだ。
立ち上がってみると高原さんの頭1つ分ぐらい背が低い。
「どうだい、私の妹の身体は」
どうやら高原さんの妹さんの身体のようだ。
…自分の妹を実験体に差し出すなんてとんでもない姉である。
自分と姉の胸元を交互にじっと眺める。
2018/07/22
2018/05/16
高原さんと憑依能力
今は数学の定期テスト中で、教室の中はペンを走らせる音以外は静かである。
監督の教師は教卓の前で肘をついたまま、眼をつむっている。
(…さすが高原さん。もう終わったのか)
隣に座っている女生徒は学年トップの成績を誇る高原さん。
長髪でラフな印象がある彼女だが、いわゆる天才、言動はクールで、浮いた話は一切聞かない。
クラスでも特定の女子グループになじむことはせず孤高を貫いている。
そんな彼女はすでに解答を終えて伏せて寝ているようだ。
答案は裏向けになっており、解答を見ることはできない。
(むふふ…じゃあお邪魔します…高原さん)
僕は高原さんと同じように机に伏せ、高原さんと"全く同じポーズ"を取る。
これが僕の最近目覚めた能力発動のキーである。
30秒後、一瞬の浮遊感を得ると成功の合図だ。
監督の教師は教卓の前で肘をついたまま、眼をつむっている。
(…さすが高原さん。もう終わったのか)
隣に座っている女生徒は学年トップの成績を誇る高原さん。
長髪でラフな印象がある彼女だが、いわゆる天才、言動はクールで、浮いた話は一切聞かない。
クラスでも特定の女子グループになじむことはせず孤高を貫いている。
そんな彼女はすでに解答を終えて伏せて寝ているようだ。
答案は裏向けになっており、解答を見ることはできない。
(むふふ…じゃあお邪魔します…高原さん)
僕は高原さんと同じように机に伏せ、高原さんと"全く同じポーズ"を取る。
これが僕の最近目覚めた能力発動のキーである。
30秒後、一瞬の浮遊感を得ると成功の合図だ。
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