2019/07/31

短編

 趣向を変えて陰茎化です。
普段とジャンルが違いますので、閲覧する方はご注意ください。


2019/07/21

魔法優等生の身体を奪ってみたら


書いてみました。
入れ替わってみたらその身体には秘密が…みたいな展開は好きです。


2019/07/16

だんだん、徐々に、着々と。(3)

2話

桜子が家にあるお茶ー俺はなんの銘柄か、まったくしらないが桜子に言わせると俺の両親は結構通な物を飲んでいるらしいーをトレイに乗せて運んできた。

カーペットの上に置かれたシンプルなローテーブルに、俺のなんの特徴もないマグカップと、桜子がおいたままにしている猫柄のマグカップが並ぶ。
桜子はベッドを背もたれにして座っている俺の肩に寄り添うように座ってきた。

付き合い始めて間もなかった頃は、テーブルを挟んで向かい合っていたのだが。
クラス公認、親公認…と時がたつに連れて桜子は積極的になってきた。
…2人きりの時だけ、だが。

俺は左手を桜子の腰に回し、軽く触れる。
何をするわけでもないが、桜子はこうして静かに触れ合っているだけの時間がとても幸せに感じる、と言っていた。

(とはいえ…今日はちょっとだけ楽しませてもらおうかな)

制服の上からでは彼女の胸がどうなっているか、窺い知ることはできない。
普段よりちょっと前に突き出している感じがするかな、というぐらいだ。
左手を腰からゆっくり話、腕を少し上にあげる。
シュル…と手と制服の布がすこしこすれる音。
だが、彼女にもその感覚は伝わっているはずだ。

桜子はこちらをゆっくり見るとニコリ、と微笑む。
いいよ、という暗黙の返事。
俺のすることなら…とすべてを無条件で受け入れてくれるそんな様子と、俺がこれからすることを想像するだけで、全身がじわじわと熱くなっていく。

(ひとまずは現状確認…と)

制服の下へ左手をゆっくり滑り込ませ、目標の大きな胸へ這わせてゆく。
魔人の力によって脂肪の塊で柔らかいはずだったソレは、今朝からただのゴムの塊に置き換わっている。
グニグニと弾力のある感触は、人の感触からはかけ離れていた。
人の体温を持っていない常温の乳房にはクーパー線など存在せず、そしてブラジャーが無くても垂れとは無縁、先端にいくと不自然に胸から数mm浮いた乳輪と、ブラジャー越しからでもその存在を主張してくるのは勃ったままの乳頭。
制服越しからではわからないが、その色は全体が人工的なピンク色になっているはずだ。

桜子をちらりと横目でみてみれば、神経はないはずのその胸でも触られている感触はあるのか、彼女の息はすこし荒くなっていた。

(おい、どうなってるんだ?)
『感覚は残されている。お前が望めばなくすことも可能だ』

なるほど。いや、ひとまずはこのままでいいだろう。
楽しみは先に取っておいたほうがいい。
知らず知らずのうちに体が人形に置き換わっていく様。
本人は最後まで、肉体のすべてが人工物に置き換わってもその異常に気がつくことができない。
恐怖に泣きわめく様や、助けを懇願してほしいわけでもない。
痛みや苦しみを与えたいわけでもない。
ただただ人から人形へ変わっていく様子をみたいだけ。

(さて…魔人よ。これからが本番だ)

次の願いはー。


4話





2019/07/04

だんだん、徐々に、着々と。(1)


まったく、こんな不思議なチカラを持つ奴だったとは。
最初に爺さんにツボを押し付けられたときは捨ててやろうとも思ったもんだが、どう転ぶかわからないものだ。

「おい、ほんとうにできるんだろうな」
『ああ、私の言うことに偽りはない』
「よし…じゃあやってくれ」


---

朝、起きたときに違和感があった。
でもそれはなんだったのか。目覚めたばかりの微睡んだ脳の錯覚だったのか。
ベッドの上でぼんやりしているうちにその違和感は消えていく。

「…へんなの。着替えなきゃ」

ベッドから起き上がる。
中学、高校で急に育ったGカップの胸が重い。

(重い…だけじゃなくてなんか硬い…?)

まだぼけているのだろうか。
パジャマの胸元を引っぱって胸を覗き込む。
私はそこで顔が恐怖に歪む。
そこには全体がピンク色をした大きなゴムの塊があっ…。

…ん?

何を言ってるのか。
私の胸は元からこうだったじゃないか…。
ブラジャーをしていなくてもピンとたるむことなく前を向いた大きな胸。
手のひらで触ってみればブニブニとしたゴムの強い弾力。
うーん。まだ寝ぼけているのかな。

まあいいか、とりあえず着替えないと。
パジャマを脱いでペアの下着を取り出す。

「…ん?あれ。なんか収まりが…悪いかな…?」

胸とブラジャーをの位置を調整するがしっくりとこない。
たしかに私の胸は寄せてあげるみたいなことはできないのだが…。

「あ。そっか。合わないのはいつものことじゃない」

私の胸の先端にあるのは胸と同じ妖艶なピンク色をした乳首だ。
その乳首は特に何もしていないにもかかわらず親指の先端ぐらいの大きさでピン、と隆起している。

(特に興奮してるわけじゃないのに…ずっとこうなのはなんか嫌よね。ま、体質だから…しょうがないけど)

その硬い突起は生半可なパッドでは抑えることができず、どうしても下着と胸の間に空間ができてしまうのだ。

(そんなのいつものことなのに、どうして今日に限って変に感じたのかな…)

…気にしてもしょうがない。
そろそろ朝ごはんを食べに行かないと、遅刻をしちゃう。

---

『どうだ?』
「…本当にこれは桜子さんの胸なのか?」
『間違いない』

俺の目の前に座っているのは全身ピンク色をした人型のゴム人形…安物のダッチワイフだ。
だがそのダッチワイフの胸…でかいだけの大きなゴムの塊だったはずのそれは、白い肌に淡いピンク色をした先端をもつ女性の胸そのものに置き換わっていた。

『お前の言う通り、橘桜子とこの人形の胸部を入れ替えた』
「マジかよ…おっほ。やわらけえ」

ゴムの塊だった胸とはうってかわってマシュマロのような、指に吸い付くような…。
俺は物心ついてから生身の女性の胸に触ったことなど無いのだが、これはおそらく本物だ。

「でも、これ桜子さん驚いてないかな?」
『問題はない。入れ替えたことは貴様以外には認識できない』
「…認識できない?」
『桜子本人も、周りの人間も元からそうであった、と感じるだけだ』
「まじかよ…」
『当然、その人形のついた人間の胸部も他のものにとってはただの人形の胸としか理解できない』
「へぇ…そりゃいいや。まあパニックになっているところも見てみたくはあるが…ショックで倒れられても困るからな」

目の前の2つの双丘を舐めるように撫で回しながら考える。
その扱い方は、どうみても痛みを感じるような力加減でもあったのだが、人形は物言わずされるがまま、当たり前だが何も文句をいうことはない。


「おっと、そろそろ学校行かないとな」

桜子さんの様子も見たいしな。



2話